

当社では、お客様からの信頼、そして広く社会からの信頼に基づいた健全で永続的な企業成長を図るためにCSR(企業の社会的責任)に取り組んでおります。
ここでは、当社のCSR活動を、「社会・地域貢献」、「お客様の安心・安全」、「環境への取り組み」、「学術・文化貢献」の4つに区分し、具体的な取り組みとして紹介させていただきます。

2006年4月より当社の寄附により大阪大学大学院医学系研究科に『皮膚・毛髪再生医学(アデランス)寄附講座』が開設され、日本における毛髪研究の第一人者である、板見教授率いるグループの研究により、薄毛で悩む方々への新たな解決策を提供することを目指しております。
また、2010年には、皮膚科医が正しい薄毛治療を行うための「男性型脱毛症診療ガイドライン」および「円形脱毛症診療ガイドライン」が、わが国で初めて制定されました。このガイドラインの策定に、板見教授と乾准教授が策定委員として参加しております。

当社では、1978年から「愛のチャリティキャンペーン」を実施しております。
当キャンペーンは「お子さまの頭の傷を心の傷にしないために」をテーマに、病気やケガなどの理由で髪を失った4歳から15歳のお子さまに、笑顔を取り戻していただくため、オーダーメイドウィッグをプレゼントするものです。
また、当社では約20年前から、クリスマスの時期に入院されて自宅に帰れないお子様のために病院にお伺いし、少しでも楽しい時間をお過ごしいただけるようにとの思いで、当社の社員がサンタクロースやトナカイに扮して、プレゼントをお渡しするイベントを実施しております。


当社は、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるピンクリボン運動を応援しています。
全社員にピンクリボンバッジを配布するとともに、「ピンクリボンマーク」スタンドを全営業店の受付に設置し、社員への意識づけを心がけています。また、社員の有志がピンクリボンスマイルウォークに参加しております。
日本対がん協会など主催の「ピンクリボンフェスティバル」に協賛しています。


毛髪業界が健全に発展し、消費者からの信頼を得られるようにすることを目的に、2001年12月、当社を始め数社が中心となり、毛髪業界11社により、日本毛髪業協議会(現、一般社団法人日本毛髪業協会)を設立いたしました。
毛髪業界の透明性を高めるため、毛髪に関するサービスと商品提供についての『ガイドライン』等を取りまとめ、業界の秩序維持に努めております。
当社は病院内に理美容室(ウェルネスヘアサロン)を開設し、療養中の患者さまをはじめ、患者さまのご家族や病院職員のみなさまにご利用いただいております。
また、患者さまのお身体の具合に配慮し、全店でバリアフリーを実現、車イスによるご来店が可能となっております。
なお、一部の病院内理美容室では移動式美容イスを導入し、病室でのカットも行えるように工夫をしております。

病院内理美容室の移動式美容イス
当社は、レディメイドウィッグの耳充て部分の止め材を、従来の銅仕様から耐食性(=金属・木材などが腐食しにくいこと)のあるチタン合金に変更いたしました。
銅は加工性がよいという特徴がありますが、汗による緑青の色落ちや金属アレルギーが危惧されるため、お客様の安全を第一に、そうした懸念の少ないチタン合金を採用いたしました。

当社の主要生産拠点であるタイ工場では、安定した製品クオリティを維持するため、1999年にISO9001(国際品質管理規格)を取得しました。
ISO9001とは、製品やサービスの品質を保証するための国際品質保証規格であり、企業の品質システムの透明性と信頼性を保証するものです。これにより、グループ内で製販一体となった責任生産体制を確立しております。

当社では、2005年に初めて医療向けウィッグを発売しましたが、その際に、接客にあたるスタッフ全員に対して、外部講師による医療講習の受講を義務付けました。
医療向けウィッグの購入者は、多くが患者様であり、各疾病や脱毛の原因などに正しい知識を持つことや、お気持ちを十分に踏まえて接客することが重要となります。そのため、当社の医療講習は、皆様のお気持ちを十分に理解できるよう、配慮された内容になっております。
お客様が安心して商品を購入できる体制を整えるために、当社ではすでに1,100名以上の社員が医療講習を受講しております。


日本かつら工業組合(現、日本かつら工業協同組合)は1970年6月、通商産業(現経済産業)大臣により認可を受け設立されました。かつらを製造・販売する企業の公正な経営活動を推進し、お客様の安心と経営の安定化を図ることを目的としています。
当社では、根本会長兼社長が1991年から13年間理事長職に就き、業界の相互信頼や透明性の実現に尽力いたしました。
同組合では、業界で唯一の経済産業省の認可団体であることをベースに、お客様からの質問やご要望の窓口として、また、経済産業省からの関連情報のとりまとめ窓口として活動しております。
なお、当社の根本会長兼社長を含む歴代理事長4名は、永年にわたるかつら業界の発展・向上に寄与した功績により、社会から評価され、叙勲または褒章を受章されております。

当社では、オーダーメイドウィッグを作製する際に、頭のかたちと自然な髪の流れを再現できる、「グリーンADフィッター」と呼ばれる特殊樹脂製品を導入しております。
このフィッターは、生分解性と安全性が一定基準以上にあることが確認された材料のみから構成されるプラスチック製品(グリーンプラ製品)であり、2002年9月に日本バイオプラスチック協会のグリーンプラマーク取得製品リストに登録されました。(登録301)
現在もメーカーと協力し、より環境にやさしい素材の導入に取り組んでおります。

当社グループの生産拠点であるタイ工場において1999年、ISO14001(国際環境管理規格)を認証取得しました。
ISO14001は地球環境保全活動の認証資格であり、環境保全の取り組みとして、以下の活動を継続して実施しております。

当社では、理美容技術を提供する営業店に節水用シャワーヘッドを導入し、水道水の節水や温水化するためのCO2削減に効果を発揮しております。
この商品は従来商品と比べ、シャワーヘッドの口径を小さくし圧力を上げることで節水を実現するものであり、一般的なシャワーと比べ50%程度の節水が可能となります。
また、カートリッジにビタミンCを入れることで塩素除去につながり、お客様の頭皮に優しく、従業員の手荒れ防止にも役立っております。
現在、全国180店以上の店舗に当該節水用シャワーを導入することで、大きな節水効果をあげるとともに、洗浄時間の短縮が可能となりました。

当社では、2009年より「フォンテーヌ 緑の森キャンペーン」と称し、環境コミュニケーション企業である「潟cバルの森」を通じ、山に木を植える活動を行っております。
活動内容は、お客様にある一定条件に基づいて割引クーポン券をお渡しし、お客様がクーポン券を使用するたびに当社が売上の一部を拠出し、植林活動に活用されるというものです。
3回目を迎えた現在では、上記の取り組みにより、累計300本以上の植林実績を残しております。


当社は、2011年2月に沖縄で開催された「日本臨床皮膚外科学会、日本臨床毛髪学会合同学術集会」に協賛し、当社研究機関である米国子会社「アデランス・リサーチ・インスティチュート社」のワシニック博士と大阪大学毛髪再生医学寄附講座の乾准教授による「毛髪再生セミナー」を実施しました。
また、日本皮膚科学会、日本毛髪科学研究会、世界毛髪研究学会等に対し、毛髪に関する学術研究会議の開催へのセミナーの提供やスポンサーといった協賛活動を行っております。

1983年に劇団四季によってミュージカル「キャッツ」が初演されました。キャッツの激しいダンスの動きに耐えるウィッグは、当時劇団四季のヘアメイク、衣装デザイン担当者と当社スタッフが協力して開発したものです。
当社独自の芸能用ウィッグは、その後、「オペラ座の怪人」、「美女と野獣」といった日本を代表する舞台芸術の実現に貢献しており、その他さまざまな映画やテレビ、コンサートなどにおいて使用されております。
2005年に行なわれた「舞台フォーラム2005」(日本舞台監督協会)では、文化芸能部(スタジオAD)担当者が、「舞台におけるかつらと化粧の東西比較」について講演を行いました。
当社では、お客様へ安定的にウィッグ商品を提供するために、1983年より人工毛髪の研究がスタートしました。
そして、1987年に、人毛のキューティクルに代わるものとして、高分子材料の特性を生かした球晶による擬似キューティクルを表面に形成させ、色褪せが無く、スタイルが崩れない人工毛髪の開発に成功しました。この人工毛髪は1990年より「サイバーヘア」の名称で商品化し、「サイバーヘア」を使用したウィッグの発売を開始しました。
さらに、雨や洗髪など、また空気中の水分で変化する天然毛髪の風合いを表現できる「バイタルヘア」の開発にも成功し、2006年に商品化しました。
その後も、当社は積極的に人工毛髪の研究開発に取り組み、多くの成果をあげています。
最近の例として、当社は東京工業大学と共同で研究を行い、『プラスチック成形加工学会年次大会』で2009年第20回大会から3年連続して研究発表を行っています。
また、2010年にはイスタンブールで行われた国際学会『PPS2010 Istanbul Meeting』 で当社社員が人工毛髪の研究発表を行いました。

